2010年10月11日月曜日

より自然な価値観へ(クリス・アンダーソンのフリーを読んで)

確かにマネーを中心とした価値観は人類においてそれほど長い歴史を持っているわけではなく、現在がその頂点に達しているのかもしれません。日本においても武士が戦に行ったのは銭勘定によるものではないでしょうし、農家が田植え作業をお互い助け合うのも金銭を目的としたものではないことでしょう。そこには明らかにマネー以外の価値観、リレーションであったり、コミュニティーに所属する価値の重要性があったことでしょう。現代の社会でマネー文化があまりにそれらに比べ、突出している気がします。そう考えると現在のコミュニティー中心のマーケティングやフリーという考え方はマネー中心の経済からより自然な経済へと戻ろうとしているのかもしれません。企業においてもマネー至上主義だけでは人々から受け入れられないということもマーケティング3.0で言われています。ただ、そうなったときの社会全体のビジネスモデルはどのようになるのでしょうか。本書にヒントはいくつか上げられているが、それらがビットの世界ではなく、いつどのようにアトムの世界まで広まっていくのかこれからの市場を見ていきたいと思います。

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